鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 免疫学分野の豊永 憲司 先生が、3月14〜23日にかけて訪問され実験されました。南国鹿児島から、初春新潟への長期出張お疲れさまでした。
3月5-6日、国際交流事業の外部評価審査会で、長崎大学熱帯医学研究所 濱野 真二郎 先生、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター 東 秀明 先生、国立感染症研究所阿戸 学 先生が、新潟まで来て下さいました。発達した低気圧の影響で、航空機の欠航などがあいつぎ、東先生と阿戸先生は、深夜の到着、早朝からの会議となってしまいました。休みをとって来ていただいた濱野先生とは、前夜に松本が食事を御一緒させていただきました。
平成30年2月21-21日、大阪薬科大学生体防御学研究室 天野 富美夫 教授が、大学院講義できてくださいました。天野教授は、マクロファージへの細菌感染の専門家で、初日は細胞側(培地の僅かな成分の違いで感染細胞応答が異なること)、二日目は病原体側(サルモネラの病原性におけるDpsの重要性について)の現象の発見と解析についてお話しくださりました。
Tria Desak sann came from Airlangga University, Indonesia, and have completed three months study. She did good jobs about survey of immune response in Indonesia's TB patients. The farewell party for her was held at The Nelson's garden on January 26, 2018, the day before her leaving from Niigata. We miss her for a while but promised reunion.
平成29年12月22日、実験室を清掃後、教室にて忘年会を行いました。来年もがんばりましょう!
アイルランガ大学よりProf. Ni Made Mertaniasihと Dr. Djohar Nuswantoroが来訪。
平成29年11月29日-12月1日、インドネシアのアイルランガ大学から、Prof. Ni Made Mertaniasihと Dr. Djohar Nuswantoroが来訪、Triaさん(アイルランガ大学から留学中)を激励され、大学間交流について話しあいをもちました。
平成29年11月24-25日、山梨県甲府市紅露館で開かれた中部乳酸菌研究会にて、尾関が、「結核ワクチンの開発」についての研究発表を行いました。写真、研究会での発表と、晴天に恵まれた会期中、甲府盆地をのぞく富士の頂。
平成29年11月22日、新潟大学医学部大講堂にて基礎配属実習研究発表会がひらかれました。それぞれが、研究を楽しんだようです。御指導いただきました大阪大学、長崎大学、国立感染症研究所の先生方ありがとうございました。
平成29年11月23-23日、東京都新宿戸山国立感染症研究所で開催された、第二回抗酸菌研究会にて、大学院生のAnna G. Savitskayaさんが、Analysis of a protein function by inducible expression system in mycobacteriaというタイトルで発表を行いました。写真はAnnaさんの発表と懇親会での様子。
平成29年11月20-22日、大阪健康安全基盤研究所(旧、大阪府立公衆衛生研究所)の田丸 晶祥 先生が、結核菌分子疫学の指導に来てくださいました。田丸 先生には、大阪時代がからずっと、おせわになっています。
11月1日、インドネシアのアイルランガ大学から、Tria Desakさんが来潟されました。本交流にともないアイルランガ大学医学部と新潟大学医学部間で学部間協定が締結されました。Triaさんは2月までの3ヶ月間で、結核の診断に関する共同研究をおこないます。
写真;手前Triaさん。到着時、CAVE D’OCCIでの学生さん達(橋本さん、上田さん)とのランチ風景。
9月29日、琉球大学の梅村 正幸 先生と国立感染症研究所の田村 敏生 先生のお二人による豪華な大学院特別講義 「結核・抗酸菌症における免疫応答解析の最前線」が開催されました。
梅村より先生「新たな結核ワクチンの開発 -Th1型免疫応答は結核感染防御に必要か?-」、田村先生より「細胞内寄生性細菌感染に対する3型免疫応答」をご講義いただきました。
抗酸菌感染、ワクチン、宿主サイトカイン応答をキーワードにした聴き応えのある講演、続いて共同実験の打ち合わせ。さらに夜は、宿での懇親会を深夜までお付き合いいただきました。
田村先生、梅村先生、ありがとうございます。
山口雄大特任講師が、母校、大阪市立大学大学院医学研究科薬理学分野助教への就任がきまり、9月15日、学校町のイタリアンレストランSugar Babeにて送別会を催しました。山口 君は、ポスドク(特任助教→特任講師)として2年間細菌学教室在籍し、高い研究能力や人柄からメンバーに慕われ、また大きな成果を残されました。教室としては寂しく大きなロスですが、母校にて益々の発展が期待されます。頑張ってください!
9月27日松本が、観音寺のBIKEN(一般財団法人阪大微生物病研究会観音寺研究所)を訪問し、結核ワクチンに関するセミナーと情報交換を行いました。
観音寺やBIKENの方々の暖かいお人柄が印象的でした。
8月22日、鳥取大学(米子市)にておこなわれた主要感染症に対する多価ワクチン開発プロジェクト(鳥取大 藤井潤教授、岡山大 大原直也教授)に関する会議において、本学医学科4年の三谷莉永さんが研究の進捗状況を発表しました(写真左)。
会議場の鳥取大学医学部細菌学教室は、総合研究棟の最上階に位置し、ベランダから中海が眼下に広がる恵まれた環境が印象的でした(写真右)。写真中央、鳥取大藤井教授と三谷。
“Spatial Distribution and Risk Factors of Schistosoma haematobium and Hookworm Infections among Schoolchildren in Kwale, Kenya"
Evans Asena Chadeka, Sachiyo Nagi, Toshihiko Sunahara, Ngetich B. Cheruiyot, Felix Bahati, Yuriko Ozeki, Manabu Inoue, Mayuko Osada-Oka, Mayuko Okabe, Yukio Hirayama, Mwatasa Changoma, Keishi Adachi, Faith Mwende, Mihoko Kikuchi, Risa Nakamura, Yombo Dan Justin Kalenda, Satoshi Kaneko, Kenji Hirayama, Masaaki Shimada, Yoshio Ichinose, Sammy M. Njenga, Sohkichi Matsumoto, Shinjiro Hamano
PLOS Neglected Tropical Diseases, In press, 2017
本論文では、ケニアのクワレ地区における病原体の感染調査で、生活習慣と寄生虫感染のリスクに関して新知見を見いだしました。ケニアでの貴重なフィールドワークの体験が思い出されます。エヴァンス、凪先生、濱野 先生、おめでとう!
写真;Kenya, Kwaleにて;
岡部、Evans, 尾関。 濱野、尾関、岡部。 Kwale逗留、最終日の夕食。
子供達と平山。 アマ二小学校にて。 アマ二の生徒さん(踊りを披露してくれた)。
8月5日(土曜日、夏日)、新潟大学医学部大講義室にて、医学部保健学科卒業研究実習の成果報告会があり、4月から卒業研究に訪れていた飯塚梨恵さんと五十嵐和也君の2人がプレゼンを行いました(五十嵐君は就職活動のため当日は欠席)。
高感度の結核診断法を探る研究でしたが、こなした実験量を感じられる発表となりました。該基礎研究が、数年後にはベッドサイドで利用されているかもしれません。
四ヶ月間の研究実習お疲れ様。
8月2日に行われた新潟大学医学部医学科、基礎-臨床研究交流会に立石 准教授が参加し、非結核性抗酸菌(NTM)症に関する進行中の研究について、その意義と目的、研究ストラテジーを披露しました。
平成29年度 協和会医学研究助成金受賞者に、大原 由貴子さんと横山 晃さん等の研究「結核ワクチン開発を目指した、結核菌蛋白質抗原を認識する宿主防御応答発動のメカニズム解明」で選ばれました。
大原さんは子育てしながら蛋白質を精製中。横山さん(写真右)は、東京大学大学院医学系研究科呼吸器内科より国内留学にて当教室で研究をおこなっています。
本論文は、抗酸菌の静止期におけるヒストン様蛋白質の役割を解析した結果、人などの多細胞生物とも共通する長寿の機構、すなわち「低代謝」、「遅発育性」、「ラジカル抵抗性」が、”抗酸菌の長生き”にも重要であることを示した画期的な論文となりました。
筆頭著者のShymaaさんは、当教室で2年間、ポスドク(特任助教)として本研究等に携わり、現在、母国エジプトのスエズ運河大学講師として着任しています。
本年度も、非常勤講師の先生方に魅力的な講義をしていただきました。御礼申し上げます。
寺尾 豊 先生 (新潟大歯学部)、5月10日、「グラム陽性球菌感染症、特に連鎖球菌感染症」
山本 太郎 先生 (長崎大学熱帯医学研究所)、5月12日、「感染症疫学—災害やパンデミック時の医療と対応」
阿戸 学 先生 (国立感染症研究所)、5月17日、「グラム陽性球菌感染症、特に劇症型感染症」
掛屋 弘 先生 (大阪市立大学)、5月17日、「真菌症と病院感染制御学」
知花 博治 先生 (千葉大学真菌医学研究センター)、5月19日、「真菌の基礎と疾患」
小林 和夫 先生 (堺市衛生研究所)、5月19日、「感染症に関わる法律、感染症ワクチンの研究開発における産・官・学連携と規制科学」
堀口 安彦 先生 (大阪大学微生物病研究所)、5月24日、「細菌毒素と疾患」
5月19日、良順会館(長崎大学医学部キャンパス内、長崎市)で行われた、”The 13th Nagasaki-Singapore Medical Symposium / Leading Program International Symposium 2017”に松本が参加し、“From biology of Mycobacterium to the development of the control strategies against tuberculosis”というタイトルでKeynote lectureを行いました。
5月18日、大阪市立大学医学部大講義室(大阪市阿倍野区)にて、戸谷 孝洋 君の学位審査会がおこなわれ、”Effects of nutritional and ambient oxygen condition on biofilm formation in Mycobacterium avium subsp. hominissuis via altered glycolipid expression”Totani et al, Sci Rep, 2017 https://www.nature.com/articles/srep41775 “
の論文内容を発表しました。
新潟大医学部保健学科より飯塚梨恵さんと五十嵐和也君が、卒業研究実習にきています。2人は4〜7月の4ヶ月間の実習で、結核の診断法開発に関する研究を行います。
新年度に入り、細菌学教室に新メンバーが加わり、4月7日(金曜日)夕刻、旧新潟県副知事公舎を利用したレストラン、「ネルソンの庭」にて歓迎会を行いました。
新メンバーは、修士課程大学院生、薄田 祐衣 さん、稲泉 茜 さん、国費留学生 Shaban Amina Kaboso さん(10月修士課程入学予定)、博士課程大学院生 横山 晃 さん、テクニシャン 小林 悠 さんの5名です。学生さん達の成長と、教室の発展が楽しみです。
新潟大学医学部細菌学教室 〒951-8510 新潟県新潟市中央区旭町通一番町757 新潟大学医学部西研究棟内
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